カブ通レビュー:75点
ひとまずエルフを使ってハードモードを楽しんでる段階ですが、とりあえずEDは見たので感想です。
Good
- 美麗なグラフィックと世界観。
- やりこみ要素。
- 一期一会型マルチプレイは気軽で面白い。
- 名前のロゴ風編集は予想外で面白い。
- 個性の出るスキルカスタマイズ。
- ハードモードからはアクションもやりごたえアリ。
- 各種ファンタジーからのオマージュ。
- おっぱいがいっぱい。
Bad
- ストーリー、ステージなどボリュームが薄い。体感的に朧村正の1/4以下。
- 乱戦時などに自キャラを見失いやすい。
- ルーン魔法の操作性に難あり。
- ザコ、ボスともに戦略性があまり無い。基本ゴリ押し。
(ゴリ押さないとゴリ押されるくらいのカオス感は個人的に嫌いでない)
感想
良作ではあるんですが、ゲーム性としては画一的な味をクッチャクッチャ咀嚼し続けるスルメのようなゲームなので、好き嫌いが分かれそうです。
そう思わせるのは、本編ボリュームの薄さ。
全6キャラEDまで同じことを繰り返して、一般的なRPGのクリアタイムになるのではってほど、本編のボリュームが薄いです。 アクションRPGではなく、ファイナルファイトのようなステージクリア型ベルトスクロールアクションと考えれば、長いくらいかも知れませんが…
ストーリーはあって無いようなものなので、ストーリー面を期待して買った人からは不満が出ても仕方なしという感じです。
とはいえ全体的には好きな部類のゲームで、全キャラ一通りEDまでやってみたいなーと思わせる魅力があります。 キャラごとに戦い方も全く変わるし、一つのキャラでもスキルの伸ばし方で個性が変わるので色々やってみたくなります。
明確に不足を感じたのはボリュームくらいで、あとは人の好きずき・得手不得手にも左右される要素だと思うので、ヴァニラウェアお得意のグラフィック表現と、正統派ファンタジーが混ざり合った世界観に魅力を感じる人ならば、触れる価値はあると思います。
おっぱい勢は何も言わずにマストバイでしょう。
内容面以外で
正直ドラクラで一番Badな点は値段だと思ってます。
定価で8000円超え。最近のゲームとしては高価です。
これより安く100倍遊べるSkyrimが存在するので、なおさら際立ちます。
自分は買いたいゲームがあれば、よほど法外な値段でもなければ気にしませんが、内容と価格が釣り合ってないので、どうしても値段設定が気になります。
発表から3年、販売元が変わるなどの紆余曲折もあり、丸3年開発し続けていたわけではないとは思いますが、リリースまでの長期化が値段に影響している可能性は高く、その負担をユーザーに負わせていることになります。
ヴァニラウェアの会社としての課題がそこにあると思います。
今回は品薄になるほどのヒットで、値段の壁をクオリティがぶち破った形ですが、ユーザーへの負担は売り上げへの影響も当然あるので、その辺りのバランスがクリエイティブ商売では大事じゃないかなーと思います。