This War of Mine
カブ通レビュー:90点
今回の点数は他ゲームとして比較した相対的点数ではなく、本作のみの完成度を自分が感じた点数としています。他のゲームと比較するのは違うなと思ったので。
というかそういう評価の方が個人の感想として適してるので今後は比較ではなく主観でそう考えようかな…
ひとまずエンディングを見てさらに少々遊んでからの感想など。
Good
- このゲーム自体を世に出した取り組み
- マウスだけで誰でも簡単にプレイできる
→この取り組みを多くの人に体験してもらえること - シンプルにゲーム化された逼迫感
Bad
正直、特にない。
一度クリアした後だからこそ、キャラクターの個性をもっと強調したりドラマ性も増やして欲しいという要望はありますが、Badと言える点はありません。
プレイヤーはヒーローにはなれないし同じ作業の繰り返しになることも多いので、人によっては面白くないこともあり得ますが、何かを作る・何かを得るという繰り返し作業の中でも常に取捨選択の判断が必要になるので、サバイバルを楽しむということはできると思います。
大多数の人にとって本物の戦争ゲー
「戦争ゲー」というと多くの場合はFPSやシミュレーションなど、武力を行使する立場のプレイを想像されそうですが、現実でそうなる人は軍人だけです。
戦争に巻き込まれたら大多数の人がこうなるであろう状況を、自由度の高いゲーム性で表現したことの評価が非常に高いです。
このゲームに対してのほぼ完璧と言えるレビュー記事が下記になります。
↓のゆっくり実況シリーズも面白いです。
これらが完璧すぎて正直自分が書くことはあまりありません。
しかし記事の中にも書かれていない個人的に感じる魅力が、プレイアブルキャラクターが基本的に全員善人である点です。
善悪の行動がプレイヤーに委ねられるゲームは他にも多くありますが、このゲームは盗みや殺人など悪行をすると罪悪感から心にダメージを負い、その影響や回復がなかなか厳しいのでそう簡単に悪行プレイをすることはできません。
ゲームの雰囲気だけでなくシステム的にも人の尊厳を守らせるゲームデザインになっていることが結構好きです。
発売2日で開発費用をペイするほどの人気で、売上の一部は戦争孤児への寄付を行われており、雰囲気こそ重苦しいですがゲームの内容はごくカジュアルなので、少しでも気になった方はぜひプレイをオススメします。